米国務省高官 ニジェール訪れ軍事政権側の幹部と会談

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米国務省高官 ニジェール訪れ軍事政権側の幹部と会談

アメリカ国務省の高官は、軍によるクーデターが起きた西アフリカのニジェールを訪れ、バズム大統領の復権を求めて軍事政権側の幹部と会談したことを明らかにしました。協議は平行線をたどったということですが、対話による解決を引き続き目指す考えを強調しました。
アメリカのヌーランド国務副長官代行は記者団に対し、ニジェールの首都ニアメーを7日に訪れ、軍事政権側の幹部と会談したことを明らかにしました。会談についてヌーランド副長官代行は「非常に率直で、時に難しいものだった。われわれは対話の扉を開いているが、きょうは難しかった」と述べ、協議は平行線をたどったと明らかにしました。そのうえで、軍の部隊によって監禁されているバズム大統領の復権を求め、対話による解決を引き続き目指す考えを強調しました。バズム大統領とは電話で連絡は取れているものの、今回の訪問で会うことはできなかったとしています。一方、国務省のミラー報道官は7日の記者会見で、ニジェール政府に対する開発や治安などの分野の1億ドル規模の支援を一時的に停止したことを明らかにし、「いつまでこの措置を続けるか分からないが、バズム大統領が権力を取り戻し、すぐに解除できればいい」と述べ、経済面で圧力をかける姿勢を示しました。アメリカは、ニジェールに軍を駐留させるなど、テロ対策の拠点として重視していて、事態の早期解決を目指しています。

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